奨学金を借りる前に考えるポイントをお伝えします。
大学生の3人に1人、専門学校生の4人に1人が日本学生支援機構の奨学金を利用しています。つまり、上級学校に進学するには奨学金の利用が不可欠になりつつあります。目先の必要性から安易に利用している学生も少なくありません。
しかし、奨学金は借金です。大学等卒業後必ず返済しなければなりません。返済しない場合、クレジットの利用ができなくなりますし、住宅ローンなどの各種ローンも組めなくなります。さらには自己破たんしなければならない状況になるかも知れません。こうなったら皆さんの人生設計は狂ってしまいます。
皆さんは、いくら借りたらいくら、いつまで返済しなければいけないか確認してから奨学金を借りていますか。さらに、どうやって返していくのかを考えていますか。
月5万円を4年間借りた場合、大学卒業後15年間毎月約17,000円返済しなければなりません。この返済の原資は基本的に給料です。就職しなければ、返済は困難です。
皆さんは、大学等へ進学したら思いっきり遊ぼうと思っていませんか。
しかし、奨学金を借りて進学する人は、そんな甘い考えを持ってはいけません。卒業後の就職を確実にするために、勉学に励み、会社の研究などの準備を始めるべきなのです。
これくらいの覚悟のない人が奨学金を借りるのはリスクが高すぎます。
お金を借りることは決して悪いことではありません。
しかし、自己投資にならないようなお金は借りてはいけません。
奨学金を借りる前にじっくり将来のことも含めよく考えてください。