アルバイトの被害が多発しています。アルバイトは慎重に選んでください。
■アルバイトは大学の紹介された中から選ぶのが基本
アルバイトを探すのに様々な方法があります。アルバイト求人雑誌、ダイレクトメール、チラシ等様々な方法です。
これらのアルバイトの中には高い賃金と引き換えに危険な仕事を伴うもの(例:工事現場)、学生にふさわしくないもの(例:ピンクチラシの配布、ボランティアでない選挙活動)、不当な労働条件のものも含まれており、家庭教師や塾の講師での賃金不払いも珍しくありません。
知らないうちに軽犯罪法や公職選挙法違反に巻き込まれ逮捕、起訴される事例も少なくありません。
また、アルバイト募集を装った詐欺(登録料をだまし取る)の被害に遭うといった事例も発生しています。
このような被害を未然に防ぐためには、大学に紹介してもらう方法が良いと思います。大学では勉学を優先させるため紹介する職種も制限していますし、また、トラブルになったときに解決しやすい、と言えます(紹介した責任がある)。
■アルバイト契約時の確認事項
ポイントは、仕事内容や雇用条件について求人側と十分に話し合い、口頭で説明を受けるだけではなく、労働条件を必ず書面(雇入れ通知書)でもらうことです。紛争になった時に証拠を残しておくということが重要です。労働者はアルバイトでも労働基準法によって守られています。
労働基準法を理解していない企業が多いのが実態だということを覚えておいてください。
契約する前に確認したい事項は以下の項目です。
1.仕事内容、就業場所
2.始業と終業時刻、休憩時間、休日・休暇等の諸条件
3.賃金(金額、支払日、支払い方法)、交通費
※賃金には最低賃金が定められています。
4.その他、疑問に思うこと(遠慮をしてはいけません)
■アルバイトに限らずトラブルが起きたら
まずは学校に相談してください。学校が適切に対応してくれるはずです。自分で解決しようと思ってはいけません。
■税金で気をつけたいこと
1月1日から12月31日のアルバイト収入が103万円を超えると、親の税金が増えます。