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◆高校卒業後の進路
【Q】空欄補充問題
文部科学省「平成24年度学校基本調査」によると、平成24年3月の高校卒業後の進路に関し、大学・短大への進学率は( )%、専門学校へは( )%、就職者は( )%となっている。
【解説】
高校生の保護者の時代と異なり、大学・短大への進学率は高っています。
高校卒業者約105万人の大学・短大への進学率は53.5%、専門学校への進学率は16.8%、就職者は16.7%となっています。
ただし、大学・短大への進学率は2010年度をピークに3年連続で減少傾向にあり、逆に、専門学校や就職率は増加傾向にあります。
大学を卒業しても就職できる保証はないので、4年間も高い学費を払うくらいならば、就職したほうが良いし、就職ができなければ、大学等ではなく専門学校のほうが学費の負担が少なくて済むといった考えがあるかもしれません。
しかし、就職する場合でも、高卒よりは大卒のほうが、選択肢が拡がりますし、生涯賃金(60歳まで、退職金を含めない)も高卒男性は2億4千万円、高卒女子は1億8千万円であるのに対し、大卒男性は2億8千万円、大卒女子は2億4千万円と高卒と大卒では大きな開きがあります。
大学などの上級学校への進学を有意義に過ごせれば、学生の大きな財産になります。学生の半数が何らかの奨学金を借りて進学しています。
奨学金が単なる借金となるか、投資になるかは本人次第です。
安易な借金は絶対にするべきではありませんが、経済的な理由だけで安易に進学を諦めることは将来の可能性を奪うことになります。
高校後の進路選択は人生の大きな岐路です。将来のキャリアプランも考え十 分時間をかけて親子で考えることが大切だと思います。